「仕事が楽すぎ」と言われる社内SEは本当に楽なのかと
仕事内容や、一日のスケジュール例を説明します。
社内SEへの転職を検討中なら必ず知っておきましょう。
社内SEが人気と言われる4つの理由、社内SEのデメリットも紹介です。
社内SEが楽すぎるのは本当なのか
社内SEが楽すぎるのは本当です。
特に『SEを経験している場合』、社内SEは非常に楽だと感じるでしょう。
社内SEが楽すぎる理由と人気の理由は大きく4つ
楽すぎる理由=社内SEが人気の理由でもあります。
ストレス | 多い | 少ない |
客 | 社外の人間 | 社内の人間 |
納期 | 厳しい | 調整可能 |
給料 | 普通 | 多い |
こちらの図を見ていただければ解るように社内SEは通常のSEに比べて
段違いで良いとこどりです。
- 社内SEはストレスが圧倒的に少ない
- 社内SEは残業が少なく、有給も消化可能
- 社内SEは自社内で働く事ができる
- 社内SEの給料は高い
社内SEが楽すぎる、人気の理由はストレスの低さ
SEは単純に労働時間の長時間化だけではなく
顧客との折衝による精神的な苦痛、疲労である対人関係のストレスが大きい。
社内SEは社内、社外の人間とも関わることは多くあるものの
社内だけの場合であれば納期(スケジュール)の調整はしやすく、
コミュニケーション自体も外部のお客さんとするよりハードルが格段に低い。
社外に発注する場合でも、社内SEは外から見るとお金を払う客に当たるので
立場が強く、ストレスを感じることは通常のSEに比べると圧倒的に低いです。
社内SEは立場的に「疲労・ストレス」が大きく減ります。
精神的な疲労は圧倒的に社内SEが少ないことから、
通常のSEから社内SEに転職した場合は、
社内SEが人気がある理由を理解・実感できるでしょう。
客先常駐の場合や発注元の顧客と折衝する際は顧客の方が
どうしても立場が上になるため、業務の調整や会話にストレスを伴います。
社内SEなら同じ会社の人間ということもあり、ストレスをためこまず
互いにいいものを作るために積極的な意見交換も可能です。
そのため、社内SEのストレスは低くなり仕事も楽しく感じるでしょう。
社内SEの給与は高く、年収の高さや福利厚生が魅力
社内SEの給与は高く、
客先常駐している派遣システムエンジニア等と比べても高収入です。
転職者の中では残業時間は減ったのに年収が100万円近く上がることもあります。
結局のところ、お金のために働いているので
社内SEは休みも多く、残業は少ないし、給料も上がるといいとこどりです。
社内SEの求人は人気があるし、派遣SE求人等に埋もれがちです。
社内SEになるなら、転職求人を見逃さないようにしなければなりません。
社内SEは有給も使えてワークライフバランスが充実する
通常システムエンジニアは残業が多く、
有給を自由に消化できることはまずありません。
徹夜はもちろんありますし、プライベートを充実することは困難です。
しかし社内SEは、スケジュール調整が容易であるため残業を少なくできますし、
有給休暇を消化することも可能です。
家族や子供とのイベントごとでは大切な時間を過ごすこともできます。
当たり前のようにも思えますが、
普通のエンジニアだと好きに休みを取るのは容易ではありません。
家族や友人、趣味やプライベートの時間を尊重することができるのが
社内SEの人気の秘密であり、大きなメリットです。
プロジェクトの納期を圧縮されたりすることはまずなく、
自由が利きやすいため残業をすることなく
自分のやりやすいスケジュールを組むことができます。
客先常駐のシステムエンジニアが有給を使うことが難しい一方で
社内SEは有給の消化はもちろん、体調不良の場合には当たり前に
休みをとることができます。
社内SEは趣味の時間や大切な家族のために時間を割り当てられます。
社内SEが人気の理由は自社で働けること
通常のSEはプロジェクトの都合で転勤や長期出張や
客先に常駐することも多いです。
客先常駐は周りがお客さんということもあり、かなりのストレスになります。
しかし社内SEは、自社で働く事ができます。
通常のシステムエンジニアには当たり前の客先への常駐や、
長期の出張や転勤がありません。
自由にストレスなく、家族や友人と過ごすことができます。
自社に関するシステムを構築するため、
会社への帰属意識をもって働くことができます。
自社の業務改善等で結果や利益を出すことができた場合には
社内へのアピールも容易であり、理解もされやすいため
社内SEは評価されやすいです。
社内SEが楽すぎる、人気だと言われる理由です。
楽だと言われる社内SEの仕事内容は何をするのか
通常のSEは外部にお客さんがいて、外のお客さんのために対応をします。
社内SEは、自社(内部)の社員がお客さんになる、
社内の業務を担当するSEです。
社内SEの仕事は、社内の業務効率化です。
これだけで社内SEが楽だと言われるのが解ります。
社内SEの仕事内容は、勤める会社によって多種多様です。
基本的には社内SEが属している会社で
実現したいシステムを作ることが仕事です。
社内で必要と判断されたシステム社内SEだけで構築する
導入済みの社内システムに対し、ユーザから要件を吸出して改修もあれば、
新たにシステムを社内SEだけで構築することもあります。
場合によっては外部に発注し、開発を依頼することもあります。
社外のベンダへの発注からユーザとの橋渡しなど、
やりがいのある仕事になるでしょう。
発注者側なので立場は強く、仕事を進めやすいことが社内SEの魅力です。
ITに疎い会社の場合なら、PC周りの雑用も社内SEの仕事
社内のプリンタの設定からネットワーク管理、メールサーバの管理まで
何かPC関係で問題があると、社内SEに連絡がくるので、
社内SEは本当に幅広く雑用も仕事になるでしょう。
社内SEは自社内部のIT教育をすることも必要です。
社内のITリテラシーを上げていくことで、社内SEは仕事がしやすくなります。
一般的なSEが外部の人間がお客ということに対して、
社内SEは内部の人間がお客になる、とイメージしておきましょう。
社内SEとして働くデメリット・悪いところは
社内SEになるデメリットを知っておきましょう。
社内SEになったとき、「合わない」と感じてしまわないように。
- 技術が身につかない
- 社内の人間関係に失敗すると地獄
良いところだけではなく社内SEのデメリットを理解し、
社内SEになることが自分に合っているかを考えましょう。
会社によっては社内SEは技術を得られない立場になる
社内SEになり自社のシステムに携わり続けると、経験の幅が狭くなりやすく
他社では通用しない、自社内でしか生きていけない社内SEになりかねません。
一生その会社で社内SEを続けるなら何も問題はないでしょう。
また、技術的なシステム構築を外注に頼り、自分が管理業務を中心とする場合には、技術面でのスキルアップが難しくなります。
技術をつけたい、コーディングしたい場合は、
技術を身に付けられない社内SEが辛い、辞めたいと感じる可能性があります。
ただ、社内SEをする会社によるので、社内SEの求人を出している会社がどんな
会社化は、しっかり事前にリサーチしましょう。
忙しいあなたのリサーチを助けてくれる強い味方もいるので、要チェックです。
社内SEは社内の人間環境の構築に失敗しても逃げられない
客先へ出向くSEとは異なり自社内の人間がお客となるため、
社内SEは社内での人間関係が悪い場合にはストレスを溜め込みやすくなります。
客先へ常駐するSEとは異なり、
失敗して居づらいから次の派遣先へということができません。
勤め先によっては1つのシステムの運用保守作業をし続ける社内SEになる
可能性もあります。
仕事へのモチベーションや向上心を維持するのが難しいでしょう。
業績や利益に貢献できない場合には社内から役に立たない
お荷物社内SEと扱われるリスクもあります。
社内SEになってもしっかりアピールをして、
社内の人間関係を構築するスキルは必要です。
社内SEの一日(スケジュール例)仕事の流れ
日によって異なりますが、ここでは一例を見てみましょう。
09:00~09:30 | メールチェック。今日1日のスケジュールを確認する。 不具合や警告が発生していないかを確認する。 |
|
09:30~10:30 | 担当システムについて、社内のユーザから要望や不満点ををヒアリングする。 | |
10:30~12:00 | 社内ミーティングで、担当システムの進捗報告を行う。 | |
12:00~13:00 | 昼休み。ゆっくり昼食をとる。 | |
13:00~14:00 | 社内システムのトラブル、疑問点の状況をまとめてベンダーへ問合せを行う。 | |
14:00~15:00 | 導入予定のシステムについて受領した見積もりや提案書をを比較、検討し、内部向け提案資料を作成。 | |
15:00~16:30 | 経営層に対する承認用の報告資料作成。 | |
16:30~17:30 | 社内からの問い合わせに回答。 | |
17:30 | 退社 |
合間で社内ユーザからの問い合わせは発生するので、決して暇ではありません。
しかし、通常のSE業務をこなして働いている人からすると楽すぎです。
社内SEの仕事内容と楽すぎるのか実態
一度外部のお客さんと接するSEを経験した後だと、
主にストレスの部分で社内SEは楽だと感じる人が大半です。
人気の社内SEを転職第一候補として考えておきましょう。
社内SEは人気があるので、転職するのも競争が激しいです。
社内SEへの転職を有利にするための秘訣があります。