システムエンジニアに疲れた。辛くて辞めたい時に知ってほしい選択肢

SEの仕事に疲れたエンジニアたち

私はシステムエンジニア(SE)として10年ほど働きました。

システムエンジニアの仕事は本当に辛いもので、
会社へ行くのが辛くて辛くて辞めたくて、毎朝吐くくらいでした。

毎日朝から終電まで残業をして帰っても、
障害があれば深夜だろうが問答無用で客先へ急いで行く。

休みの日も、電話が鳴れば対応を求められるSEは心が休まることはなく、
毎日が苦痛であり、エンジニアの仕事は地獄だと考えていました。

何とか無事にリリースしても、次の仕事がすぐに始まるきついエンジニア。
責任感のある人ほど負担は大きく、ストレスは尽きることがありません。

一体いつになれば、自分は楽になれるのだろう。
自分の人生は何のためにあるのだろう、と考えるばかりでした。

転職サイトは登録したまま放置状態で、
たまに転職先を探したりすることもありましたが、
忙しくて本腰を入れて転職活動をことができません。

今いる会社より、もっと悪い会社に入ってしまうかもしれない。
何よりも、SEの仕事を続けるうちに疲れてしまい、
転職活動をする余裕がありませんでした。

ITエンジニアの仕事はきついし、しんどいばかり

SEの仕事が辛いエンジニア

ITエンジニア、プログラマーは
特に過酷で辛い労働環境にいると言えるでしょう。

エンジニアがしんどい・きついと感じる理由
  • 日々の残業が多すぎる
  • 仕事にやりがいを感じない
  • 自由な時間がなく、プライベートもない
  • ストレスが溜まる一方
  • 顧客、社内と人間関係で疲弊する

ITエンジニアなら感じたことのある理由ばかりだと思います。

SEやプログラマは仕事に追われて徹夜をすることはあるし、夜勤もあります。
障害対応で深夜に呼び出されて仕事をすることもあります。
休日だっていつ電話が鳴って呼び出されるか分かりません。

休日に旅行に行きたくたって、まず不可能です。

システムエンジニアとして働くならこれぐらい当たり前かもしれませんが、
この生活を定年までずっと続けるのは本当に幸せなのか

システムエンジニア(SE)の仕事は精神的な負担も大きく、システムが大きいほど
システム障害がユーザに与える影響は計り知れません。

障害の内容や期間によっては
新聞やニュースなどの報道沙汰や賠償請求を求められて裁判になることだってあります。

システムエンジニア(SE)の仕事は常に大きいストレスを抱えて
辛くても続けていかなければいけません。

システムは動いていることが当たり前で、正常に動いて褒められることはありませんが、
システムが止まれば罵声が飛んで来ることもあります。

大規模すぎてユーザーの顔も見えず、直接的にはユーザから感謝もされないので、
世の中の役に立ってはいるんですが、実感を感じることも少ないでしょう。

大きなシステムは、多くの責任感の強い人の犠牲の上に成り立っています
精神を病んでうつ病になって会社に来れなくなる人も多く見てきました。

IT業界に疲れたけどシステムエンジニア(SE)を辞めないなら

仕事に疲れて眠るエンジニア

システムエンジニア(SE)の過酷さはあなたも解っているように、
IT業界の中で頭一つ突き抜けています。

家族、趣味、健康を考えた時に、
あなたは一生SEを続ける覚悟はありますか?

何度も述べたようにシステムエンジニアの仕事は辛く過酷です。
仕事にやりがいや達成感を感じる人なら満足のいく職場でしょう。

しかし、そうでない人からは地獄でしかありません。

あなたはシステムエンジニアの仕事が楽しいと感じていますか?
もし、楽しさや、やりがいを感じておらず
SEでいることに「辛い、疲れた」と感じるなら
これからも続くあなたの人生を考えてみてほしい。

自分自身を大切にしてください。

 

SEの仕事に「とりあえず3年」は意味が無い

新卒で就職したら『3年は働いてみないと』とか
『職歴が短いと転職に不利』そんなことを気にしている方もいるでしょう。

はっきり言って、全く意味はありません。
職歴が短いと転職に不利だというのもそんなことはないです。

会社が辞めさせないためだけの言葉が、
一人歩きしたのではないでしょうか。

3年辛いだけのエンジニアをして、あなたに得るものはなにかありますか?

転職するなら、若いほうが採用率は格段に高いです。
つまり、今の辛い状況に見切りをつけるなら早い方がいいのです。

私は10年なんとなくシステムエンジニア(SE)を続けましたが、
何も変わりませんでした。何も得ることはありませんでした。

技術や知識を付けられないような環境で働くのは本当に時間の無駄です。

今思えば、もっと早くシステムエンジニアに見切りをつけて、
ホワイトな社内SEになるための転職活動をすればよかったと感じています。

システムエンジニア(SE)やプログラマは他にいくつも選択肢はあります。
『自分にはこの会社しかない』そう思い込んでいませんか?

 

SEを辞めたい、しんどいと感じた時の対応

あなたのエンジニア人生はこのままで本当にいいですか?

『もうSEを辞めたい』と思ったら
今の会社にいるべきかどうかを考えてみましょう。

システムエンジニアが辞めたいと感じる理由は様々にあります。
今回は辞めたい理由毎に取るべき対策をお伝えします。

辞めたいと感じる理由
  • 「人間関係」が理由で辞めたい
  • 「待遇面・お金」が理由で辞めたい
  • 「会社の将来性」が理由で辞めたい

SEを辞めたい理由が「人間関係」にあるなら

システムエンジニアが辞めたい、辛いと考える
一番の理由は「人間関係」でしょう。

人間関係が辛いと感じてSEを辞めたいと思った時には、
内部の人間の対する悩みの場合と、外部の人間に対する悩み事の場合で
対応を分けて考えてみましょう。

SEを辞めたい理由が社内の人間が原因の場合

エンジニアを辞めたい理由が内部の人間関係の場合は、
基本的にその会社を出ることを検討しましょう。

辞めたい理由が一過性のもので時間が経てば関係が修復したり、
落ち着くものであれば我慢をしてもよいでしょう。

辞めたい原因が社内にある場合、大抵は上司です。
上司がその会社にいる限り、あなたの悩みは尽きない可能性が高いです。

そういった人間が上司として存在すること自体で、会社の体質は知れています。

自分の力で会社を変えていくこともできるかもしれません。
しかし、会社の文化を変えることは容易ではありません。

あなたにあった他のいい会社が無いかを探すことを考えてみましょう。
コストや時間をかけずに、ストレスも少ない生活を手に入れるべきです。

 

SEを辞めたい理由が社外の人間(顧客)が原因の場合

社内の人間関係には満足していても、SEを辞めたいと思うような大きなストレスを
社外の人間(顧客)からかけられる場合もあります。

辞めたい理由が社内の人間の場合と同様に辞めたい理由がそれ以外にないのなら
ストレスの原因となる顧客との関係性を絶つことができるかどうかが、
転職を考えるかどうかの判断材料になるでしょう。

社外の人間との人間関係以外は悩んでいなくてもSEを辞めたいと感じてしまう
ほどの辛い悩み、ストレスの原因を取り除くことができないことが問題です。

社内で上司に相談し、プロジェクトを外してもらうことや異動で
解消できないほどの問題なら、転職を考えてみましょう。

 

SEを辞めたい理由が「待遇面に納得していない」なら

結局のところ働く理由は「お金」です。
SEを辞めたいと思っても、見返りが大きければSEを続ける人が多いです。

SEを辞めたいと考える原因が待遇面、お金なら
あなたの労働(ストレス)と給与はバランスが取れていないと考えていいです。

例えば、自分より仕事をしないのに、自分より多く給与を得ている人がいたら
「辞めたい」と思うのは当然です。

自分より成果を挙げていないのに上司に気に入られているだけで自分よりも
給与をもらっている人がいても、「辞めたい」と感じるでしょう。

はっきり言って、これらは会社の体質によるものが大きく
年功序列だったり、いかに上司に気に入られるかということでしかありません。
これらを実力に含めると考える場合もあるでしょう。

しかし、働きに応じた評価・お金が手に入らない企業の場合は割に合わないです。
転職を検討、もしくは上司に評価してもらうように動きましょう。

どんなに仕事を頑張っても上司に気に入られないと給与が
上がらない、成果が認められない場合には、遠慮なく辞めてしまうべきです。

技術に自信があれば、給与を上げるのは転職が一番早いです。

SEを辞めたい理由が「会社に将来性を感じていない」なら

速攻でやめましょう。未来の無い会社にいる意味はまったくありません。

SEは今やどこも人手不足です。
はっきり言って、要望が高すぎないなら再就職に困るということはありません。

まずは市場に対してSEとして自分にどれくらいの価値があるのか、
どんな転職先候補があるかを知ることが大切です。

自分のSEとしての市場価値、世の中にはどんな求人があるのかを知ることで
今の会社でSEを続けることを辞めるべきか、辞めないべきかを判断しましょう。

養う家族がいるならなおさらです。
小さい会社はいつつぶれてもおかしくありません。

きつくてしんどいSEを辞めた後の転職先と選択肢

仕事の辛いSEには、いくつもの選択肢がある

システムエンジニアの働き方は様々にあります。
ホワイトな職場へ転職するもよし、フリーランスとして働く事だってできます。

転職してホワイトな「社内SE」になって充実した生活を送る

社内SEは決して暇ではありませんが、
やりがいのある充実した日々を送ることができるでしょう。

過酷な環境ではなく、家族との時間や趣味を満喫することはできるし、
休みの日はしっかり休みことができます

当たり前のようなことですが、休日出勤しているエンジニアは少なくありません。

社内SEは過労死ラインと言われる月80時間を超えるような残業をすることもないし、
納期前に徹夜で会社から出れないなんてこともありません。

障害によって休日・夜中にも呼び出されることもありません。
人間らしい生活ができる「社内SE」という選択肢があることを知りましょう。

社内SEは通常のSEと比較してゆっくりと働くことが出来ます。
社内SEの仕事による心身への負荷はSEをしていたころとは段違いです。

社内SEの仕事内容を次のページで確認

 

フリーランスのエンジニアになってやりたいことをやる

経験をある程度積んだエンジニアは「フリーランス」になる選択肢があります。

不毛な人間関係や社内政治うんざりしている人も多くいるでしょう。
フリーランスで生きていくことは、今や選択肢の一つです。

フリーランスで働くことについて、イメージが沸かないという人も多いのではないでしょうか?

今はフリーランスのためのサービスが充実しており、
面倒な営業代行をしてくれるサービスが多く存在しています。
いまやフリーランスは営業をしなくても、簡単に働くことができる時代がきています。

フリーランスに求められるスキルはエンジニアとしての経験が2〜3年もあれば、
十分に受けることが出来ます。

自分のスキルレベルにあった案件を受けることができるようになれば、
スキルはさほど問題になりません。

また、やりたい仕事を選ぶことができるのも、フリーランスの魅力です。

 

IT業界から異業種へ転職する

SIerに疲れた、IT業界にうんざりしたなら異業種へ転職するのも悪くありません。

今まで得たものは0になるわけではありません。
異業種でも、十分に力発揮することができます。

私の周りだとSEから営業になったり、農家になったり、大学職員になったりと
様々な人がいますが、誰もがSE時代の経験を活かしています。

 

SEの仕事に疲れた、辞めたいなら助けを求めて

会社の仕事に疲れたときは、まず自分には他の選択肢があることを知りましょう。

あなたには今の会社の仕事しかできないないわけではありません。

あなたには幸せになるための3つの選択肢があります。

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