客先常駐のエンジニア(SES)は、派遣先での人間関係の悪さに悩みがちです。
横行する常駐先のハラスメントに悩むエンジニアも多いでしょう。
一人で客先常駐してる場合や、上司が無能な場合には打つ手なしです。
客先で起こる人間関係の問題と、対処方法について説明します。
派遣先の人間関係が悪い、険悪になってしまう理由
派遣先、客先の人間関係が悪い理由は以下です。
- プロパーに取り入った派遣社員が既に存在している場合
- 多くの派遣会社からSEが集まり、競争相手と認識するから
- 派遣SEをビジネスでの関係でしかないと考えているから
- メンバーの関係を補う環境が構築されていないから
客先に既にズブズブの関係の派遣SEが存在する場合
客先常駐の派遣エンジニアといっても、一つの常駐先へ10年単位でいる人もいます。
こういった関係の別会社の派遣社員がいると、太刀打ちできません。
取り入ることができなければ、邪魔者扱いされるのは目に見えます。
派遣SEは、客先に気に入られて人数を増やすのが大きな仕事です。
敵対心の強い協力会社がいると、仕事のしにくい空気が作られます。
客先に多数の派遣会社からエンジニアが来るため関係が悪化
一つの元請ベンダ社内に複数の派遣会社からSEが集まることは珍しくありません。
プロジェクトとしては協力すべき関係であったとしても、
派遣エンジニアたち同士は競争相手なのです。
裏で文句を言ったり、責任のなすりつけあいが始まることもあります。
不具合が出れば押し付け合いになるし、
途方もない作業を他の派遣会社から引き継がされることもあるでしょう。
派遣エンジニアをビジネス上での関係と考えてるから
派遣エンジニアは人手が足りない時だけの補充要員くらいに考えている人もいます。
「金を払って呼んでいるんだから、歓迎もクソもない、やるべくいことをやれ」
という考えです。
ある意味正しいのですが、やりづらい空気になりがちです。
人の入れ替わりが激しいプロジェクトだと、
新しく入っても「どうせすぐいなくなるから」とも思われがちです。
客先の人間関係が悪いと起こる問題とは
情報伝達が行われにくくなり、問題や課題の発見・解決に影響する
派遣先は優秀な派遣エンジニアが定着しないことで、
派遣への業務教育や説明、手続きのコストがかさみます。
派遣先も派遣元も、お互いにメリットがありません。
派遣先での人間関係の問題点と解決方法
派遣先の人間関係の問題は、本来は派遣先のプロパー社員が解決すべき問題です。
常駐先の人間関係で悩んでいるなら、派遣元の上司に相談する事も必要です。
常駐先の人間関係に耐えられないなら、他の派遣先に変更してもらうことも
身を守るために必要な手段です。
派遣先の人間関係があまりにもひどいなら、そこにいてもメリットは無いでしょう。
仕事のやりやすい派遣先に常駐先を変えてもらうことが一番低コストな解決方法です。
派遣元に人間関係を相談できるような人がいないなら
常駐先での人間関係の悩みを相談できるような人がいない、
相談を聞いてもらえないなら、その派遣会社とはそうそうにお別れしたほうが良いです。
規模によっては一人で客先常駐させられることはありますし、
良い環境の派遣先に派遣されることは多くありません。
良い環境なら、派遣エンジニアの入れ替えはそう起きないからです。
マネジメント力の強いプロパーは大抵お抱えの派遣SEや、派遣会社がいるものです。
基本的に客先常駐する現場は炎上していたり、プロパー社員のマネジメント力が無い
プロジェクトが主です。
客先を移るたびにいちいち人間関係に悩むのが疲れるなら、
客先常駐の特定派遣エンジニアを辞めてしまうことを推奨しています。